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夜観日記

サークル 「秋の七草」

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先日は何を思い立ったのか夜に本屋へ行った。
なにが欲しいというわけでもなく店内をウロウロ。なんとはなしに「上手な説明の仕方」という本と「理想のヒモ生活」を手に取った。疲れていた、とかじゃあないと思うけども……。前者はビジネス書、後者はライトノベル(変なタイトルだわぁ、と思ってた)帰宅し、説明の仕方を読み始める。数分も立たないうちに、固くて上手く飲み込めない感じがしてくる。こういう感じが結構去年から多い。本がつまらないのではなく、受け取り側の自分が美味しいと感じていない。これは不味いと分かっていても、無理なものは無理。まぁ、そのうち読めるでしょう、ともう一冊のヒモを広げる。
タイトルからしてイロモノ臭い。けれど、イロモノというかマイナーな(と自分は思ってる、少なくとも)ものを手に取る癖があるらしいので、香ばしいイロモノ臭に少しわくわくしながら、タイトルからして損をしてそうな本を読み始めた。
ふむ、ふむ、と知ったような顔をして読み進める。噛んで呑んで嚥下する。しばらくして、ふと思う。
あれ、これ面白い……?
内容は異世界に召喚されたサラリーマンが女王に婿入りする話。ファンタジーで剣と竜と魔法があるのだけど、そうした要素を絡めたアクションは一つもなかったり。本当に単純に婿入りし、主人公なりに考えて密やかに暮らそうとする話だった。
大きな起伏があるわけでもない(おそらくは主人公の視点から見れば一生に一度の転機)、国を動かして窮地を救うわけでもない、よく分からない面白さがあった。なにがどうなって楽しいと感じるのか、不思議に思いながらも、楽しいものは楽しいので読み深けていく。明日仕事だと分かっていたけれど、読むのが止められず、結局読み終えた頃には日付を大幅に超えていた。
なにが面白かったんだろうな、と仕事中ずっと悩んでいたら、後輩のOさん(歳は自分より二つ上。話好き。好きな女性の部位は足。たまに蹴りつけると、ありがとうございます! と叫ぶ人)に吃驚したと言われる。
「あの〇〇さんが小難しそうな顔をしてる、どうしたんですか、ついに誰か殺したんですか」
「今悩み事があって」
「なんですか。お金以外なら相談に乗りますよ」
「自分の職場の後輩にOさんという方がいまして、その人を殺した後、どうやって処分しようかと。ペット用の火葬車でも借りようかな」
「Oですか、あいつ最近調子に乗ってますよね、一度思いっきりやっちゃいましょう」
蹴りつけようかと思ったけど、乗せられて蹴るのも癪なので、かといってどうすればいいのか分からないので放置。
「まぁ、そっちの仕事頑張ってください。自分はそこらへんで遊んでます」
「はい、わかりました。あ、でも何かあれば相談してください」
「お金貸して」
「さぁーて仕事仕事。急がなきゃ」
結局蹴りつけるのだけど、「理想のヒモ生活」という本がどうたらこうたら、なんて言えるわけがなかった。
ただ、面白いと感じたのは事実だった。あまりの面白さに仕事を終えてすぐに本屋へ。で、二巻を買う。昨日の店員さんが本の表紙を見てこっちを見た、気がした。
今更ながらに、面白いのにこんなタイトルをつけた人が恨めしく思えた。



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プロフィール

設楽 秋

Author:設楽 秋
東方二次創作にて文章系幽霊サークルをしています。
あまり創作活動をしていないのですが、もし見かけたら宜しくお願いいたします。




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