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夜観日記

サークル 「秋の七草」

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H27/2/21土曜日
蒲田pioにて東方合同祭事という複合型東方オンリーイベントへ一般参加してきました。
といったものの目的は簡単なもので、野田さんへ挨拶するのと、とある方の本を買いに行くこと、その二つだけでした。

現住処の最寄駅から電車に揺らされぶらぶらと京急蒲田駅へ到着。
時刻は十二時半過ぎ。開場前で女性二人を捕まえたTVリポーターを横目に入場。軽いお財布からカタログを購入し、ふらふらと進もうと――人が多すぎる! あ、あれぇ……、去年に同会場で月の宴の時はもう少し歩きやすかったような。その時は売り子だったからかもしれないけれど。
特に秘封島の通路が混んでいた。一度、劇団文七を目指そうとして断念、会場の隅から人の流れを眺めると、皆さん方、沼地に嵌ったように進んでいる。僕自身も割り切っていかないと同じように歩むんだろうなぁ。一旦外へ出てコンビニで差し入れを。意を決して劇団文七のスペース前まで辿りつき、軽く挨拶を。
「お久しぶりです」
「おー、秋さん。今こっちに住んでるんだっけ」
「埼玉の方ですが会社は秋葉原の近くで」
と近況の報告を。以前お会いした時は秋例大祭で、その当時僕が仕事を辞めていたので「次会う時はどっかで働いてますよ」と明言していた。
「そういえば秋さん。次回、名古屋で~~」
「あれ、五月でしたっけ。名華祭」
「いんや四月だよ。どうかな」
中部のイベントのお誘いを受ける。
大丈夫だろうと判断し了承する。今年はまだいいけれど、来年からは少し判断が悩むことになりそうで。わりかし簡単に交代もできそうだけど、実際にしてみないと勝手が分からないかもしれない。
人が来られていたのでその場を後にする。野田さんの両隣のサークルさんの本も実は欲しかったり。あとその向かいの「ロールシャッハの怪物」なんかも特に!
その後、とあるサークルさんの本を買って退場。挨拶するにしろ、何も持っていなかったので残念ながら今回は、と。

秋葉原でぶらぶらとし、そろそろ帰りましょうか、と思った矢先に野田さんからメールが。
「蓬莱泉買ったけど飲まないかい」とのことで。
飲む飲む飲む! メッチャ飲むわっ、なんですかー、もー水臭いわぁ(?)おかしなテンションで返信を。
秋葉原駅電気街口で合流することに。その間「風神秘抄」下巻を読む。終わり方がさっぱりとした余韻がある。かなり好みだった。文章の巧みさを考えながら野田さんを待っていると、少し離れた場所に見覚えのある方がいらっしゃった。いやぁまさかなぁ、でもきっとそうなんだろうな、となんとはなしに予感する。
16時前、野田さんと合流。
「あれ、秋さん。雨山さん見なかった?」
「居ます居ます、あちらのほうに」
雨山電信さんと野田さんの一向に混ざり、肉の万世のフリースペースへ移動する。
向かっている途中、お二方の会話は画家の画風についてだった。
聞きながらどんな流れでこの話をしているのかが無性に気になりつつも、傾聴していた。
併設されているミニストップで肴を購入、フリースペースで蓬莱泉をあけて談話する。
選挙についてやらゲームの豊潤さの定義など。
やはりと思うのだけれど、知識が裏付けされた方々の会話は幅が広い。
「オナホールがさ」
「いやお客さんいるからね、公衆の場でオナホールとか言っちゃ駄目」
と、野田さんをたしなめる雨山さんの図がさりげに面白かった。
万カツサンド強奪事件(?)を経て、ほどほどの具合で席を立ちながら雨山さんが問いかける。
「野田さんは夜から予定あるでしょ」
「うん、でもまだちょっと時間あるんだよね」
「じゃあゲーセンでもいこうか。設楽さんはゲームはするんですか」
いいえ、ほとんどしないんですよー、と返しながらゲームセンターへ。
野田さんの格ゲーを眺めている。あまり調子がよくなさそうで、と思っていると同キャラ対決であっさり負けてしまう。さりげに様子がおかしく思えて、席を立ち、空いたスペースへ腰を落とした。
「やっぱり酔いながらゲームはよくないよ」
「あー……そうだったねぇ」
と、お二人の会話を聞いてようやく合点がいく。僕は全然気が付かなかったけれど、随分と前に非想天則をお酒飲みながらした時のことを連想した。酔いながらのプレイは人によっては実感が欠けてしまう気がした。ダメージ受けても、あーあ、ぐらいにしか思えず、自分の場合はシステマチックにプレイするだけになってしまう。
最寄りの喫茶店で休憩することに。
ここで野田さんダウン。テーブルに突っ伏する。折角なので雨山さんに色々と尋ねさせていただくことに。雨山さんといえば度々劇団文七作品のコミカライズをてがけていたり、少し前だと東方同人誌で「RAINMAKER」が名高い評価を得たりしている。オリジナルや音ゲーの本も出されているようです。なにより、去年の秋ごろから、商業の成年向け雑誌で描かれているので関心がそちらの方へ向いてしまう。
「む、そういえば単行本って大体何話ぐらいで構成されるんですか」
「大体十話ぐらいですよ。なので――○○ぐらいに本が出せればいいなと」
「あ、本当ですか。それは良いですねぇ、楽しみです」
と今後の予定を勝手に聞いたりする。RAINMAKERの霊夢の造形についても尋ね、雨山さんの話を聞いている時。
「嗚呼、銃夢か! 言われると納得できるね!」
突然野田さんが起き上がる。さりげに話を聞いてるのは分かってたけど、反応できる程に回復していたことまでは察知できなかったので内心驚く。野田さんが頭にお手拭を乗せて話に加わった。
「雨山さん、あれ喫茶店にいる人の格好じゃあないですよ、温泉ですよ、あれ」
「頭を冷やしてるんでしょうね」
時間まで談笑し、待ち人の方(大連屋さん:去年のコミケでお知り合いになられたオスマンとトルコ史などとにかく歴史関連を生業とする知識人さん)が到着されて店を出る。そこで別れてメトロ秋葉原へ足を向ける。スピードワゴンはクールに立ち去るぜばりにさっそうと離れるのだけど数分後に野田さん大連屋さんと遭遇。毎度のことながら、締まらないねぇ、と笑いながら今度こそ、帰宅した。

今回本当に軽くイベントの空気に触れるだけのつもりだったけれど。思わぬ形で重厚な時間を過ごすことができた。
たまにはイベントへ一般参加するのも悪くないなぁ、と。



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プロフィール

設楽 秋

Author:設楽 秋
東方二次創作にて文章系幽霊サークルをしています。
あまり創作活動をしていないのですが、もし見かけたら宜しくお願いいたします。




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